成果の実感の仕方が異なっている

プログラマーが過酷な労働現場でも必死に仕事を成し遂げていけるのはやりがいを感じているからに他ならない。努力を続ける原動力となっているのが、完成物を仕上げて成果になったときに何らかの形で実感を得られるからである場合は多い。
どのような働き方をするかによって実感の得られ方には違いがあるため、自分にとってやりがいを生み出せる種類のプログラマーの道を選ぶのが良い。

業務系プログラマーを選んだ場合に共通しているのが、成果物はクライアントが現場で使用していることである。そのため、現場を訪れて様子を確認すると実際に自分が作り上げたシステムがうまく稼働しているとわかって成果を実感できる。その際にクライアントから感謝の言葉をかけられるとやりがいになりやすい。
一方、Web系プログラマーではやや状況が異なり、クライアントを訪問せずともオンラインでWebサイトを確認することができる。その完成品のデザインや機能を見て満足することも可能である。また、Web解析を行うことによって数字で成果を実感することもできる。特に構築したWebサイトの運用も依頼された場合には、仕事としてWeb解析を行う度にアクセス数やコンバージョン率などを追うことになり、その推移から自分が達成した成果について確かな実感を得ることになる。
どちらの場合にも目に見えた形で成果物ができあがるのが特徴であり、やりがいを求めて選ぶプログラマーの働き方としては適している。